こんにちは、みなのです。
ポケモンカード2024年度のシティリーグS4(変幻の仮面環境)にて、ベスト4の結果を残すことができたのでイキって解説記事とか書いちゃいます。
ポケモン界隈的にnoteで書くのが作法らしいですが、僕はブロガー(笑)なのでブログで発信します。
そのため、もちろん全文無料です。レジドラゴVstarやオーガポンex(みどりのめん)を活かした構築を考えている方、なんでもいいからシティで結果出した構築を知りたいという方はぜひ見て行ってください。
何言ってんだこいつ?みたいなこと言ってたらごめんなさいします。
はじめに
僕はポケカをはじめて半年ちょいのプレイヤーです。(BW時代に少しだけプレイ歴あり)
2024のシティリーグS3が初参加で、今回が2回目の参加となりました。
有用なカード、環境に影響を及ぼす可能性が高いカードが多数収録された拡張パック『変幻の仮面』発売直後のシティリーグとあり、環境の複雑化が予想される中でオーガポンexの発表時からじっくり温め、実際にシティーリーグで使用したレジドラゴオーガポンというデッキの解説をしていきます。
とはいえ、4月末の段階で似たような構築がいくつか結果を残しており、所詮僕のような凡人が考える構築なんて誰でも考えつくんだなと複雑な気持ちになりました。そのため、既に結果を残しているデッキを一部参考にしながら枚数を調整したカードなどもあります。先人に感謝!!!
そんなわけで、似たようなデッキが既にチラチラと世に出ている段階でオリジナリティを主張するのも恐縮ではありますが、『構築経緯』や『デッキ解説』、『他のレジドラゴデッキとの比較』などを中心に解説していきます。
構築経緯
レジドラゴオーガポンというデッキに辿り着く前は、いわゆる一般的なレジドラゴのデッキであるアルセウスVstarを起点とした構築を使用していました。
しかし、ゲッコウガexの登場により、アルセウスを軸としたデッキ全体が向かい風を受けることになります。(必ず1回はアルセウスの技を使用しないといけないため、返しに楽にアルセウスを取られてしまう)
そこで、アルセウスに頼らずにレジドラゴを素早く起動できる術を探していたところ、発表されたのがオーガポンexでした。アルセウスを軸としたデッキとは別にナタネの活気を起点とした構築は以前からありましたが、ここでは見なかったことに割愛します。
オーガポンexの特性『みどりのまい』により、手貼りの権利を使わずに場にエネルギーが1つ増やせるため【手貼り+手貼り+つけかえ】もしくは【手貼り+つけかえ+つけかえ】でレジドラゴの必要エネルギーを供給可能となり、先行2ターン目でレジドラゴVstarの技『りゅうむそう』を打つことが可能になりました。
初期構築
そこで最初に考えたのがこのレシピです。
オーガポンexと共に登場した新サポート『ゼイユ』を採用し、序盤からガンガン山を掘りわざマシン(ドラゴンポケモンたち)をトラッシュに落としつつ、レジドラゴの起動に必要な付け替えとオーガポンを拾いに行くという構築です。
ゼイユや博士の研究で雑に落としてしまった重要パーツは、最悪レジドラゴのVstarパワー『レガシースター』で拾いに行けるためさほど支障はありません。
この段階特有の採用カードとしてサポート『ネジキ』と『ロストシティ』があります。
『ネジキ』に関しては、構築が固まった現在でも採用価値があるカードだと思っています。ベンチでエネルギーを貯めたオーガポンをネジキでレジドラゴVに変換して、そのまま進化→攻撃の動きが可能であるためです。
『ロストシティ』は主にサーナイトデッキのメタカードとして採用していましたが、どうせピン刺しでスタジアムを除去されるという前提だけで見れば『ジャミングタワー』の方がサーナイトに対して強い動きができると個人的には感じており、後々構築から外れました。
練習段階の構築
初期段階からブラッシュアップしたものがこのレシピです。
『ドラパルトex』を2枚に増やしました。先2りゅうむそうの再現率が思ったよりも高かったため、わざマシンの中で1番先2で打つ価値のあるファントムダイブの数を増やしたというロジックです。
また、ゼイユの採用を止めました。理由としては、「ゼイユを先行1ターン目に使用したところで、このデッキにおいて劇的に強い動きができるわけではない」というところです。
例えば、最初の手札にレジドラゴVとレジドラゴVstarが揃っている場合、ゼイユで3枚採用のレジドラゴVstarを1枚捨ててまで5枚を引きに行く価値が非常に低くなってしまい、結果温存して先行2ターン目にゼイユを使用することになってしまいます。
その動きをするくらいであれば、順当に先行2ターン目に博士の研究を打つ方が必要札が揃う可能性が高く、安定した動きができるというわけです。
あと、単純にゼイユ+博士の研究+レガシースターは流石に山掘りすぎてセルフLOで負ける場面が多すぎたのもゼイユの採用を止めた理由の1つです。
とはいえ僕は頭があまり良くないため、ゼイユの価値を見出す人もいると思います。そこは諸説です。
最終的なデッキレシピ
そして最終的にシティリーグで使用したものがこの構築です。
『ルチャブル』と『オンバーンex』を新たに採用。
ドラパルトexのファントムダイブを強く使うには10点足りない場面が多く、それを補うために『ルチャブル』は非常に強いです。これは純正のドラパルトデッキにもちょくちょく採用を見かけるカードです。
また、場持ちの良いレジドラゴを倒される前に回収するために採用している『ポケモン回収サイクロン』との相性も良く、フライングエントリーをベンチにいる状態からもう1度使う動きも可能になります。
『オンバーンex』は、直前に開催された札幌CLの結果を見ての採用です。レジドラゴデッキの技マシンとしては、割とポピュラーなポケモンではありますが、環境的に刺さる場面が少ないと感じていたため外していたものを再度採用した形となります。
デッキの回し方
- ①先行を取る
-
後攻でも戦えなくはないですが、別に後攻を取る必要もないため先行一択です。
(一応後1でドラゴンレーザーorまんようしぐれを打てる構築ではある)
オーガポンorレジドラゴのどちらも手札にある場合は、オーガポンをバトル場に出す方がリスクは少ないです。
レジドラゴVstarに確実に進化できる手札ならレジドラゴ前に出したほうが逃げエネを無駄にせずに済みます。
ちなみに、どちらもHP220以下であるため、後1カラミティーストームとかやられたら泣くしかないです。
- ②1ターン目
-
最初のターンは、最低限レジドラゴにエネルギーを付ければいいです。
炎でも草でもどっちでもいいです。理想は炎。
できればオーガポンを1~2体展開してみどりのまいをできればグッドです。
最悪つかなくても、レガシースターガチャでリカバリーできないことはないです。
- ③2ターン目
-
レジドラゴを進化させつつ最初のターンにつけたエネルギーがあると思うので、もう1回手貼りします。
1ターン目に炎エネルギーを付けられていない場合は、ここで炎エネルギー必須です。
後はエネルギーつけかえでオーガポンについてるエネルギーを移動させてりゅうむそう打てます。
これらの必要札はサポート+レガシースターでだいたい揃います。
レジドラゴVstarに進化できない場合は下振れです。環境的にじっくり育てるデッキが多いため、大きなロスにはなりにくいですが厳しいものは厳しいです。
こんな感じです。
わざマシンもといドラゴンポケモンたちを落とす方法としては、
- 手札にあるものをハイパーボールor大地の器orサポートでトラッシュ
- ハイパーボール+サポートでトラッシュ
- ハイパーボール+ハイパーボールでトラッシュ
- ハイパーボール+大地の器でトラッシュ
- レガシースターでトラッシュ
の5択があります。レジドラゴにエネルギーを付けるためにサポ権やレガシースターのリソースを割き切ってさえいなければ、これらを狙いに行く余裕が生まれるため割と自由にポケモンをトラッシュ送りにできます。
忘れがちですが、レジドラゴVのドラゴンレーザー(130ダメージ+ベンチに30ダメージ)も立派なわざマシンの1つであるため2体目のレジドラゴは他にドラゴンポケモンがトラッシュに落ちていない場合は送ってしまっても問題ありません。万が一足りなくなったらつりざおで回収します。
採用カード・不採用カード
次に採用したカードと不採用にしたカードについて解説します。
レジドラゴは採用するドラゴンポケモンを自由に変化させることができるため、環境を読んで適宜調整してください。
採用カード
エネルギーつけかえ(4枚)
この構築のキーカードです。
様々な使い道があり、1体目のレジドラゴを育成後もあまり腐ることはありません。
ドラパルトex(2枚)
ドラパルトの環境支配率から察するに、ファントムダイブがいかに強いかが分かります。
純正ドラパルトはドロンチ込みの強さというのもあるのでしょうが、それでも強いものは強いです。
先2ファントムダイブは相手の盤面を崩壊させる力を持つため、確率を上げるための2枚採用です。
サイド落ち対策もできるため、今の小粒ポケモンが並ぶ環境では2枚採用で間違いないと思います。
ヒスイヌメルゴンVstar
レジドラゴわざマシンのいつメン、そして僕の推しポケモンです。
200ダメージ+80軽減は雑に強いです。レジドラゴの場持ちを良くしてくれるため、後続を育てる余裕を生んでくれます。
特に現環境に一定数いるハピナスに対して打つと、おんがえしの火力が出なくなるためマシマシラの打点移動込みでも殴り勝てます。
そのほかにも、ミライドンや未来バレットなどの中打点で殴ってくるデッキに対しても有効です。
タケルライコex
高火力枠です。×70の青天井です。
レジドラゴの高火力枠としてギラティナVstarとの選択になりますが、オーガポンとのシナジーを考慮してタケルライコを採用しました。
ぶっちゃけ枠さえあれば両方採用してもいいと思いますが、そこは環境次第といったところでしょうか。
オンバーンex
直近で行われた札幌CLにてミライドンデッキが優勝し、更に翌日のシティリーグにおいても同じミライドンデッキが結果を残しているのをちらほら見かけたため、それらを考慮しての採用です。
ミライドンデッキに対しては特に強く、『おんみつひこう』でほぼ完封することが可能です。
ベンチにポケモンがいる場合ハイパーブロアー、ボスの指令、プライムキャッチャー等で解決されてしまいますが、レジドラゴ単騎盤面を作れば勝ちとなります。
未来軸のデッキ、古代軸のデッキにもやや強く出れますが、こちらは『くるいえぐる』や『ツインショーテル』があるため完璧に動きを封じることはできません。
スタジアムと特殊エネルギーの使用を封じる『ドミネートエコー』も場合によっては使える技です。
かがやくリザードン
かがやく枠は非常に悩みましたが、オーガポンとレジドラゴしか場に出さないデッキであるため非エクで殴って相手のサイドプランを崩せる点に価値を感じてリザードンを選びました。
初手で出てしまった際は、ポケモン回収サイクロンもしくはポケモンいれかえでしかバトル場から動かすことができないため、そこが厄介です。
このデッキにおけるかがやく枠は選択肢が多いため、こちらも環境に合わせて要検討ではあります。
ルチャブル
先述の通り、特性『フライングエントリー』によるファントムダイブの打点調整のために採用しています。
ポケモン回収サイクロンにより使いまわすことも可能です。
逃げ1かつ非エクであるため初手に出てしまった場合の影響度も少ないのも魅力。
そのほか、『きょくらいごう』や『まんようしぐれ』の210ダメージを220(パオジアン、ミライドン)ラインに調整したり、同じく『まんようしぐれ』270ダメージを280(Vstar)ラインに調整できたりします。
すごいつりざお(2枚)
サポートやレガシースターで手札をガンガン捨てていく都合上、エネルギーや必要なポケモンを捨てざるを得ない状況が多いです。そのため、それらのカードを山に戻せるすごいつりざおを多めに採用しています。
また、高耐久のポケモンに対して『きょくらいごう』を連打する必要がある場合にエネルギーが足りなくなるのを防ぐ役割もあります。
ポケモン回収サイクロン
ACESPECも多数の選択肢がありますが、今回はポケモン回収サイクロンを選択しました。
既に何度か言っていますが、『アイアンローリング』で耐久したレジドラゴをギリギリで回収したり、ルチャブルの『フライングエントリー』を使いまわすといった使い方が可能です。ついているエネルギーも手札に戻るため、アタッカーを回収してすぐに再育成が可能な点も便利です。
オーガポンの『みどりのまい』があるとはいえ基本的にはドローをサポート権に頼っているため、ドローをしないサポートを使用している隙があまりなく、フトゥー博士のシナリオやボタンといった同様のカードは選択肢入りづらいです。
あまり強い動きではありませんが、既に『みどりのまい』を使ったオーガポンを回収してもう1ドローといった使い方もできるため、覚えておいて損はありません。
不採用のカード
ギラティナV
一番最後まで採用を悩んだカード。
ミミッキュやアローラロコン、オーガポンいしずえのめんに対する解答になります。
特性の無いドラパルトが強い環境下において、ミミッキュはともかくアローラロコンとオーガポンいしずえのめんに関しては採用数が少ないと踏んでいましたが、それでも特定のカードで確実に詰む構築というのは欠陥ではあると思うのでできれば採用したかった。
ボスの指令といれかえ系の採用が少ないため、カビゴンLOにポンとミミッキュを出されたら即サレ案件というのは最悪の事態ではあります。
しかし、タケルライコやかがやくリザードン、ルチャブルなどできれば初手に来てほしくないたねポケモンが増えすぎるのと、カビゴンLOがやや減少気味であることを考慮して勇気の不採用としました。
ジュラルドンVMAX帰ってきて
勇気のおまもり
勇気のおまもりは耐久の低いオーガポンを守るために採用検討していました。
しかし、お守り込みのHP260で何かが変わるとは思えず採用を見送りました。
チルタリスex
『くるいえぐる』やバトル場限定ではありますが『ロストマイン』等の対策になります。
あったらいざという時に便利ですが、色々と対処しようがあるため不採用。
チルタリス(じゅくすいソング)
枠の関係で構築段階で1番最初に抜けたカードではあるものの、わざマシンとしては優秀なカード。
110打点を与えつつ、2表でないと起きない眠り状態を付与します。
アイアンローリング等で微妙に火力が足りない場合の打点調整としても機能します。
今回の場合、厄介な相手はきょくらいごうで吹き飛ばすため不採用としました。
無限の勝ち筋を生み出すため、採用価値が全く無いというわけではありません。
カイリュー(エナジーハリケーン)
180打点を与えつつ、3エネをベンチへ加速できる実質トリニティノヴァ。
強いカード(技)ではありますが、オーガポンやエネルギーつけかえを駆使すれば後続を育成するのはさほど難しくないため採用を見送りました。
プライムキャッチャー
ポケモン回収サイクロンとの採用を最後まで迷ったカード。
ポケモンいれかえ、ボスの指令などのカードを実質的に1枚増やすことができる点が魅力です。
シンプルに強いカードなので、レガシースターで2回使える場面がある点も強いです。
が、ルチャブルの採用を決めた時点で回収サイクロンのほうが強く使えると踏んでプライムは見送りました。
他のACESPEC候補としては、『シークレットボックス』や『ヒーローマント』、『マキシマムベルト』が挙げられます。
かがやくフーディン
かがやくリザードンと悩みましたが、ルチャブルでいい場面が多そうなので結果的にリザードンを選択。
でもフーディンも強いと思います。逃げエネが2なので、つけかえ込みでロックされづらいのも良いですね。
また、他のかがやく枠として環境的にギラティナが多ければかがやくサーナイトもアリだと思います。
かがやくゲッコウガも選択肢には入るものの、エネルギーを無駄にしたくないため優先度は低め。
ゼイユ
構築解説で書いた通りです。
たぶん強いと感じる人もいるはず。諸説ある。
イキリンコex
ごっつぁんプリファイが怖い。
手札事故回避のため保険で入れてもいいかもしれない。
ビワ
苦手な青天井系のデッキに対してスーパーエネルギー回収をはじめとするリソースを奪うために採用を検討していましたが、ドローをしないサポートを打っている余裕があまり無いため不採用。
その他検討価値のあるカード
ネジキ
先述の通り、ベンチでエネルギーを貯めたオーガポンをレジドラゴへ変換することが可能です。
たぶん入れたら強いので、入れてもいいと思います。
ミュウex
なんか似たようなデッキには入ってた。
3エネ付けるのも苦ではないデッキだし、リスタートを使う場面が多そうなら入れてもいいかもと思ったけどよくわかりません。
追記:ミュウはギラティナVを入れずともミミッキュや岩オーガポンへの解答となりえます。
スイレンのお世話
すごいつりざおを1枚入れ替えても良さそう。
後続のレジドラゴを即座に準備しやすかったり、かがやくリザードンを簡単に使いまわせる点が魅力。
追記:持ってこれるの非ルールのポケモンのみでした。ごめんなさい。エネルギー回収でいい。
ともだちてちょう
ボスなどのカードを序盤に捨ててしまう場面が多いため採用価値あり。
トラッシュのカードはレガシースターでも拾えますが、準備段階で切ってしまう場面が多いためあまりあてにはできません。
メロコ
後続のレジドラゴやかがやくリザードンを起動するのに便利。
ただし、良いタイミングで持ってこれるかは微妙。
暗号マニアの解読
みどりのまいとのシナジーがあるため、スタジアムやどうぐなどサーチ手段の無いカードを持ってくるのに有用。
他のレジドラゴデッキとの比較
次に他のレジドラゴデッキとの比較です。
アルセウス型
アルセウスを軸としたレジドラゴデッキの強い点として、以下が挙げられます。
- スターバースによる安定した起動が可能
- 180打点を出しながらレジドラゴを育成できる
- チェレンのきくばり等でアルセウスのみでも受け回しで戦うことが可能
- ダブルターボを採用するためロストインパクトを打ちやすい
次に弱い点としては以下が挙げられます。
- 最速でレジドラゴを動かすためにアルセウスで必ず技を打つ必要がある
- ゲッコウガやその他環境メタとして増えている闘タイプにアルセウスが弱い
- 準備したレジドラゴVをボス系のカードで呼ばれて延々と倒される
先2でりゅうむそうを打てないですが、アルセウス型も無難に強いです。実際ゲッコウガが環境に台頭してこなければ、アルセウス型のままだったかもしれません。マキシマムベルトを採用すれば、トリニティノヴァやアイアンローリングを打ちながら230ラインを突破可能だったり、ロストインパクトで330ラインを突破可能だったり火力が環境にマッチしています。
アルセウス軸と似た動きをするデッキとして、技マシン『エナジーターボ』を利用する構築も考えられますが、こちらもデメリットがほぼ同じになります。
ナタネの活気型
サポート『ナタネの活気』を軸としたレジドラゴデッキの強い点として、以下が挙げられます。
- 理論値先行2ターン目にレジドラゴを起動可能
- 必要札が大地の器+ナタネの活気+レジドラゴVstarのみ
次に弱い点としては以下が挙げられます。
- エネ加速を2ドローのサポートに頼ってる都合上レジドラゴVstarを引きづらい
- 同じ理由でドラゴンポケモンを落としにくい
- ナタネの活気はベンチのみしかエネルギー加速できない
一見必要札が少なく動かしやすそうなナタネの活気型ですが、育成をサポート権に依存している代償は思ったよりも大きいです。サポ権使って2ドローというのもなかなかに厳しく、システムポケモン必須の要介護デッキになるため、難易度の高い型です。
オーガポン型
そして他のレジドラゴデッキの抱える問題点を概ね解消できるのが、このオーガポン型です。
オーガポン型の強い点として、以下が挙げられます。
- 先行2ターン目のりゅうむそう宣言の再現率が高い
- 必要札がオーガポンex+エネルギーつけかえ+レジドラゴVstarのみ
- 早々に起動できる上に同じ動きで後続の育成も可能
- オーガポンがシステムポケモン+サブアタッカーとして運用可能
次に弱い点としては以下が挙げられます。
- オーガポンのHPが210と貧弱
- ドローをサポとオーガポンに頼ってるため手札干渉にやや弱い
オーガポン型の最大の利点として、高確率で先行2ターン目に『りゅうむそう』が宣言できるという点です。
博士の研究やレガシースター、そしてオーガポンのみどりのまい等をうまく組み合わせれば、強い技である『アイアンローリング』や『ファントムダイブ』を狙って打てる場合も多いため『りゅうむそう』が打てるけどトラッシュにドラゴンポケモンが落ちていないという場面はあまりありません。
とはいえ、スターバースで欲しいカードを確実に手札に持ってきているわけではないため、やや運ゲではありますが掘っている山を考えれば事故で済ませられる範疇だと思います。
各対面の有利不利
ドラパルト:やや有利
ドラパルトデッキに対しては、相手視点ファントムダイブをそこまで強く使えないためやや有利となります。
一方でこちらのファントムダイブは強く使えるうえに、アイアンローリングを挟むことで耐えながら戦うこともできます。ネオアッパーエネルギーもしくはネイティオを採用していないドラパルトに対しては、エネルギーの供給を間に合わせる前に『きょくらいごう』で倒し切ってしまうのも強いです。
ただし、オーガポンに10点ばら撒かれるだけでファントムダイブ圏内に入ってしまうのでポケモン回収サイクロンを上手く使いながらオーガポンを最小限に抑えて戦うと良いでしょう。もしくは『おいしいみずセット』の採用を検討価値ありです。
ミライドン:有利
ミライドンデッキに対しては、アイアンローリングを強く使えるため有利です。
ライチュウVで無理矢理突破してくる可能性はありますが、その時点でエネルギーがカツカツになっていることが予想されますので、相手にとってはだいぶ苦しいはずです。
ミライドンの220ダメージがオーガポンをワンパンできるため、裏の呼び出しは注意が必要です。
ルギア:やや不利
上振れルギアなんて何しても最強なので考えるだけ無駄です。
ファントムダイブ+フライングエントリーでチラーミィを取り続けられれば勝てると思います。
申し訳程度にシンオウ神殿を採用していますので、レガシーエネルギーやギフトエネルギーが付いているポケモンを倒す際には出してから攻撃しましょう。
ロスト軸:やや有利
早い段階でファントムダイブを打てれば、フライングエントリーを混ぜつつキュワワーを盤面から消せますので相手はロストをうまく貯められずに押し切れます。
ほぼ確実にツツジが飛んできますが、ロストゾーンを準備してる段階でのツツジ自体がそこまで強くないため、みどりのまいを使いつつ手札を補充しましょう。
ロストギラティナの場合は、最速でミラージュゲートまで到達されると押し切られる可能性はあります。スターレクイエムもあるため、厳しい戦いになります。
ギラティナを重く見る場合は、チルタリスexやかがやくサーナイトの採用を検討したいです。
リザードン:有利
リザードンデッキは、数を減らしたとはいえ未だにパワーのあるデッキです。
例に漏れず最近のヒトカゲはHP70のものが採用されていますが、ビッパとポッポはファントムダイブ圏内であるためそちらを狩って行けば問題無いです。
リザードン対面においてはオーガポンもアタッカーとして強く機能します。まんようしぐれを打つために最低限必要な3つのエネルギーが付いていれば、バーニングダークを打ったリザードンをワンパンできます。
3エネが付いているオーガポンが見れる相手として、他にビーダルが挙げられますがこちらも覚えておくと良いでしょう。
サーナイト:拮抗
サーナイト対面は難しいですが、ファントムダイブやアイアンローリングを使い分けて戦います。
アイアンローリングを打ち、それを倒すために出てきた道具付きのフワンテを次のターンにジャミングタワーを出してきぜつ、もしくは裏を呼んでドラゴンレーザーもしくはファントムダイブを打つことで2枚取り、3枚取りを狙います。
動きが遅いデッキであるため、序盤からファントムダイブでラルトスやキルリアにうまくダメカンをばら撒けていればデヴォリューションを使うプランも考えられます。
タケルライコ:不利
タケルライコデッキは、レジドラゴの耐久が上手く活かせない上にファントムダイブやアイアンローリングをそこまで強く使えないので不利です。
相手のトラッシュにあるオーリム博士の気迫やエネルギーの数を考慮し、こちらもきょくらいごうを使って倒していくか、アイアンローリングで相手のリソース切れを狙うか判断する必要があります。
ゲッコウガ:有利
ゲッコウガデッキは、『ぶんしんれんだ』をこちらに対してあまり強く使えないため有利です。
HP70のケロマツが存在している以上、今後ゲッコウガデッキを使う人はそちらの採用が増えてきそうですが、これもフライングエントリー+ファントムダイブで狩ることもできますし、ピジョット型であればルチャブルを使うまでもなく50のポッポを倒した余りをケロマツに置いておくことで進化を強要させたりそのままファントムダイブで倒すこともできます。
また、しのびのやいばの火力が低いためアイアンローリングでも十分押し込むことができます。
サーフゴー:やや不利
サーフゴーデッキというか、青天井技を持っている相手に対しては基本的にやや不利です。
ファントムダイブでコレクレーを倒したところで盤面にコレクレーが残っていればいくらでも捲られてしまうため、アイアンローリング連打で相手のリソースを枯らしつつ、かがやくリザードンをすごいつりざおで使いまわして戦うのが良いでしょう。
ハピナス:有利
ドラパルトに強いと話題のハピナスデッキですが、このデッキはファントムダイブだけが強みではないため、いくらでも対処しようがあります。
主にハピナス戦で使うのは『アイアンローリング』と『きょくらいごう』です。
マシマシラを準備したりチェレンのきくばりを打つ余裕が無さそうであれば、アイアンローリングが強いです。
ハピナスにはダブルターボが付いていることが多いため、160の-80で80ダメージしかレジドラゴに与えることができません。
基本的にハピナス1体をアイアンローリングやその他の技を駆使して倒し、残り2体のハピナスをきょくらいごうで飛ばすプランが良いでしょう。すごいつりざおの重要性が高いマッチであるため、エネルギーの管理をしっかりと。
シティリーグでのマッチ
・ハピナス(炎)⭕ 6-0
アイアンローリング連打しつつ、きょくらいごうを挟んで相手の育成とチェレンのきくばりの隙を与えませんでした。
そこまで不利な対面でもないですがマシマシラが入っていない構築だったようで、幾分楽でした。
・ゲッコウガ⭕ 6-4
HP60ケロマツだったのでファントムダイブが刺さってました。
シンオウ神殿発動下でお相手がレガシーエネルギーでしのびのやいばを宣言、好きなカードを手札に加えたことによる3枚のサイドペナルティが発生。
こっちも気づけてなかったので非常に申し訳なかったですが、その時点でサイドを4枚取っていたためそのまま試合終了。後味悪い結果となってしまいましたが、指摘してくださったジャッジさんに感謝。
・ロスバレ❌ 4-6
マリガンで5枚ドローさせるというスーパープレミ。
それでもなんとか追い詰めて最後はハイパーボールでルチャブル出して勝ち確だったのですが、時間が迫っていたこともあり先走ってファントムダイブを宣言してしまい2枚取りに失敗してそのまま負け。落ち着いてプレイする重要性を学びました。
・ロスギラ⭕ 6-0
先2アイアンローリングから入って、次のターンにルチャブル+ファントムダイブでキュワワーを一掃。
次ターンでルチャブルをポケモン回収サイクロンで回収し、もう1度同じ動きをして勝利。
このデッキにおける理論値を出せた試合でした。
・リザ⭕ 6-4
早い段階でファントムダイブを打てたので、ポッポを狩り続けて勝利。
流石にリザードンは未だに当たると手ごわい相手ではありますが、オーガポンでも倒せるためそもそも有利対面。
・ロストドラパ⭕ 6-0
お相手の初動がだいぶ鈍かったので、それに助けられる形もあり勝利。
ドラパルトミラーとして考えると割と有利ではある。
トナメ
・ドラパルト⭕ 4-0
お相手が1ターン目にベンチ展開できずだったため、ファントムダイブでじわじわ追い詰めました。
・ドラパルト❌ 3-6
先2ファントムダイブの基盤は整っていたものの、博士の研究でレジドラゴVstarもハイパーボールもオーガポンすらも引き込めずに絶望。
それでもなんとかデヴォリューションをレガシースターで2回打って相手のリソースを奪う作戦で戦いましたが、最後は裏のオーガポンを取られて終了。悔しい試合でした。
さいごに
自信のある構築だったので、結果を残せて本当に嬉しかったです。
2025シーズンも引き続き楽しみながらポケカ頑張っていこうと思います。
練習に付き合ってくれた方、シティリーグで対戦した全ての方、ジャッジの方に感謝!
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